via:LatinBusiness
共産主義としての印象が強いキューバですが、アメリカからの経済封鎖やお得意先であるソ連の崩壊や経済の伸び悩みに伴い、経済の自由化を進めています。1993年8月から国民がドルを所有することが許可されると、徐々に、彼らの間に所得格差が生じてきました。
当時、キューバの通貨ペソの公定レートは1ドル=1ペソでしたが、一時期は1ドル=170ペソまで高騰しました。外国人向けのホテルやレストランで働くスタッフがもらえるチップの相場は1ドルです。一日の中で数人からチップをもらうことが出来れば、それだけで、平均月収の220ペソを上回ってしまいます。つまり、1日で1ヶ月分のお金を稼ぐ事ができてしまうということです。このような経緯で観光業への憧れが非常に高まっています。
出典は『キューバを知るための52章』です。
◎『キューバを知るための52章』後藤政子、樋口聡
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