【実体験】「時代の最先端を歩む、ヴェルサイユ宮殿」(ヨーロッパ)

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荘厳な輝きを放つヴェルサイユ宮殿。その姿は、ルイ14世の揺るぎない栄華と絶対王政の日々を物語っている。かの有名なヴェルサイユ条約の調印が行われた鏡の間を始めとして、数多くの歴史をそのたたずまいに刻んでいる。

 

入り口の門をくぐると、ほどよい広さの石畳の広場。それを取り囲むように構えた建造物をゆっくり眺め、その存在感に包まれる。開門直後ということもあり、そこには私以外誰もいなかったことも幸いし、意気揚々と建物の中へ。そこには、金で彩られた豪華の贅を尽くした空間がどこまでも続いている。

 

そう。金に彩られた天井、窓枠。床の細部に至るまで、丁寧につくり込まれ、その空間の中心にはこのオブジェ。オブジェ・・・。オブ・・・・。ん?

オブジェ

なんと、これがヴェルサイユ宮殿なのか。つるつるな質感に、ポップな色使い。この、底知れぬ違和感は何なのか。

 

先に進むと、私の中の違和感は揺るぎないものになった。

不釣り合いなオブジェ
不釣り合いなオブジェ②

実はこれ、日本が世界に誇る村上隆とヴェルサイユ宮殿の夢のコラボレーションなのだ。

 

さすがに、奇抜的過ぎたこのコラボ、賛否両論が世界で巻き起こっている。

 

”日本の現代美術家、村上隆氏(48)の作品展が14日からフランス・パリ郊外のベルサイユ宮殿で始まるが、すでに宮殿の随所に出現したアニメ風のキャラクターなどをモチーフとするポップアートに、賛否両論が沸き起こっている。

 

ルイ14世の絶対王政を象徴するベルサイユ宮殿で、こうした展覧会を開催するのは違法だと、フランスの君主制主義者たちは反対している。

しかし開幕を控え記者会見した村上氏は、日本でも同様の反対運動はあり、「ムラカミ・バッシング」には慣れていると明かした。村上氏によると、SNSサイトには同氏の作品に批判的な人が3000人もいると言う。

ポップアートの巨匠、アンディー・ウォーホルと並び「ニューポップ」と称される村上氏だが、ロココ建築の贅を尽くした太陽王ルイ14世の宮殿と「競い合う」ことで、「今までで最も複雑な展覧会」になったと自ら評した。”

参考:【9月12日AFPニュース】

 

いつの時代でも、先駆者というものは批判に晒されながら、それとうまく付き合って生きて行く宿命を背負っているのだ。

 

今回のコラボレーションが素敵な調和を織りなしていたとは決して言わないが、数多くの批判を受ける村上氏には頑張ってもらいたい。

 

花に彩られたヴェルサイユ
ここまで出来る勇気を認めよう

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