【おすすめスポット】「まるでレゴのような可愛らしい屋根を持つ聖マルコ教会」（クロアチア）

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この聖マルコ教会はクロアチアの首都ザグレブにあるカトリック教会です。最初はロマネスクという様式で造られました。ロマネスクとは「ローマ風の」という意味で、石造りの厚い壁が特徴です。その後、14世紀には、礼拝堂とアーチがゴシックという様式で建築されます。ゴシック様式の特徴は、天井の高さと光を取り込むことです。上の写真の右端に見える、花のようになっているバラ窓は典型的なゴシック様式の模様です。

この聖マルコ教会は聖マルコ広場に面していて、この広場を囲むようにして国会議事堂、首相官邸、最高裁判所までもがあります。この教会では、クロアチアの国葬などの重要な行事が行われることでも有名です。国葬とは、国家に貢献するような偉業を成し遂げた人のために、国のお金で葬儀を行うことです。

屋根の模様がレゴみたいで可愛らしいのが特徴的ですね。この屋根の部分は19世紀末にネオ・ゴシック式に改築されました。ネオ・ゴシック式とは、ゴシック建築の復興運動のことです。つまり、ゴシックっていいかんじだから、もう一回建築に取り入れようよ、という考えです。屋根の左側にあるのが、クロアチア・スラヴォニア・ダルマチア王国の紋章で右が、このクロアチアの首都ザグレブの紋章です。クロアチア・スラヴォニア・ダルマチア王国は、ハプスブルク君主国の中の行政区として1527〜1868年の間に存在した王国です。

◎聖マルコ教会-Wikipedia-

◎『世界遺産検定公式ガイド300』世界遺産検定事務局