【調査】大使が少し困ってしまう国、リビア

via:pinger

カダフィが存命時のリビアを振り返ってみましょう。

<カダフィ語>

カダフィが大佐としての地位に就いている時代には、リビアに政府や議会は存在していませんでした。私たちは日頃から、国民を代表した者による議会を通して行われる意思決定の過程に慣れ親しんでいるので、違和感を感じます。その頃のリビアで採用されていたのは「ジャマーヒーリーヤ」制度です。「大衆」を意味する「ジャムフール」という言葉からカダフィがつくった造語で、「大衆による国家」のような意味になります。実際、議会のような仕組みをもった機関やカダフィをトップとしたピラミッド構造があるので、私たちの知っているようなシステムに似てはいますが、大臣にあたる役職などの名前がやたらと長かったり、管轄の範囲が違っていたりと非常に複雑です。

<大使のジレンマ>

ふつう、新任の大使が赴任するときは、自分の国の国家元首(日本であれば天皇陛下)から信任状を受け取り、現地の国を訪れます。そして、それを現地の国家元首に渡すのです。しかし、リビアは国家元首の概念を否定しています。国家元首がいないということです。それでは、誰にこの信任状を渡せばいいのでしょうか。リビアでは、全国人民会議の議長職である書記に渡すことになっているのです。新しく着任した大使は、自分の手でカダフィに信任状を渡したいという思いがありながらも、実際には書記に渡すのが通例となっており、その模様は毎回テレビで放送されています。

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◎『リビアを知るための60章』塩尻和子




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