雨期にウユニ塩湖を訪れると、塩湖に水が張り、まるで鏡がはめ込んであるかのようになります。青空と白い雲が、あなたの上も下も右も左も覆い尽くします。絶妙な雲の量、晴天、波の立たない風の量という全てのコンディションを実現するのは、中級です。
水が貯まっていない場所では、辺り一面が白い塩です。表面に水がないので、真っ白の塩がむき出しになっているということです。そこでは、近くと遠くの識別がつかなくなり、遠近法を使ったトリックアートを撮影することができます。不自然さのない写真を撮ろうとするとかなりの時間がかかります。そして撮影する人は地面に寝転がる事になります。日光が反射してレンズが見えづらくなるので、完璧な写真を撮ろうとすると難易度は上級です。
せっかく塩の世界に来たのですから、舐めてみましょう。そして「しょっぱい。」と、ひと言。ありきたりのコメントでいいのです。これだけ塩があるのですから、食べてみましょうよ。そのためにわざわざおにぎりを用意していくあなたは上級レベルです。
鏡張りのウユニ塩湖に沈む夕日。想像してみて下さい。実際に行ってみると、その想像を遥かに越えます。ウユニ塩湖へのツアーは夕日を見るものも、朝日を見るものもあり、両方見る人もいるくらいです。天候の関係で、ふつうの晴れの鏡張りを見るよりも難易度があがります。夜と早朝は冷え込むので気をつけて下さい。
ひたすら歩き回って、穴を探して下さい。塩の地面の中に穴があります、指一本くらいのものです。見つけられるのは、ごく稀ですが。見つけたらその中を探ってみて下さい。さらにごく稀に、塩の結晶を見つけることが出来ます。ウユニ塩湖の近くのお土産屋では、塩の結晶を売っていますが、天然のものを見つけることができるあなたは上級者です。