あなたにもこんな経験があるのではないだろうか。ちょっと、コーヒーを買うために、店のそばに車を止める。もしくは、コンビ二で買い物をするために、車を駐車しておく。
どこにでもある、日常の光景だが、これと同じことをしただけで、ひどい目に遭った男性が、イギリスにいた。Martin Linsday氏は、ある日、愛車のジャガーを最近建設されたばかりの高層ビルの脇に駐車した。数時間後に帰ってくると、彼の車は、その高層ビルからの日差しの反射で溶けていたのだ。
今回の問題が起きた原因は、高層ビルのデザインにある。ちょうど、人が軽くお辞儀をしたような形をした、このビルは、太陽の光を斜め下に向かって反射してしまう。
彼が、朝に車を駐車した時には、車が溶けるなんて夢にも思っていなかっただろう。その高層ビルの壁面が反射する光の温度は、なんと、摂氏80℃にも達する。車だけでなく、通行人にまで、多大な被害を与えることになってしまう。この事態が問題にならない訳も無く、同高層ビルに関しての議論が巻き起こった。
その後、事態の重大性を理解した建設会社は、建設のプランを変更し、デザインに習性を加えているという。
こちらが、実際に日光の反射によって溶けたジャガーの様子。
source: wonderful engeneering