著者:Shunya Ohira(Google+)
スーツケースの方がいいのか、それともバックパックの方が適切なのか。まずは、ここの判断をしよう。あまりにも多い荷物を必ず持ち運ぶ必要がある場合(例えば、友人へのお土産を持っていく時など)はスーツケースにした方が、移動の負担が減るだろう。逆に、出来る限り荷物の量を減らせる時はバックパックがオススメ。
【ポイント】
・ヨーロッパの旧市街(例えばローマなど)を旅行する場合、スーツケースは全く適していない。地面が凹凸の激しい石畳の場合は、スーツケースのタイヤが全く機能しないので、ぜひともバックパックを選ぶようにしたい。
・さらに、山に登るときや、混雑する交通機関などを使用した移動を計画そいている場合も、当然バックパックが有効。ここで言う、“混雑する交通機関”とは、特に現地の空港に到着してすぐのことを指す。一度ホテルに到着してしまえば、そこを拠点として、小さなカバンなどを使い行動出来るので、“空港から市内まで”何で移動するかを考慮しよう。
キャスター付きバックパック:スイッチバックモジュラー(イーグルクリーク)
旅行先の天気や天候を理解しないでパッキングをすると、膨大な量の洋服を持ち歩く事になってしまう。一回も着ない上着があった・・・なんてことも。これを避けるためにしたいのが、現地の天候と天気を調べること。
【ポイント】
・気候はあくまでも目安だと割り切る:ガイドブックには、よく月毎の気温が掲載されている。しかし、これがぴったりと当てはまることは、ほとんどない。しかも、有名なガイドブックであっても、何年も前の情報を使い回している。
・天気予報をチェックする:iPhoneやパソコンで旅行先の天気予報をチェックしてみよう。何年も前につくられた表を見るよりも、ずっと信頼できる情報だ。ただし、世界中の天気予報が日本なみの正確さを誇っている訳ではないので、そこは念頭に置きたい。
・気温の高い場所に行く場合でも、そこに向かうまでの機内は冷える。特に、毛布が出ないような格安の便に乗る場合は、必ず最低限の上着を忘れないようにしよう。
2泊3日ほどの海外旅行なら、洗濯用石けんを持っていく必要はない。これが3泊を過ぎる場合は、洗濯の可能性を検討したい。
【ポイント】
・宿泊する場所で、どれだけ洗濯が可能なのか、前もって調べておきたい。例えば、高級なホテルならば、ランドリーサービスを利用することが出来る場合が多い。ユースホステルやゲストハウスのような安宿の場合は大抵、洗濯用のスペースや服を干す場所が設置してある。中には格安で代行してくれるところも存在している。
・多湿(東南アジアなど)地域に行く場合や、観光地が雨期に当たる場合、洗濯物が上手く乾かずひどい臭いに悩まされることになり兼ねない。洗濯を計画する場合は、このような天気を前もって調べておきたい。
・洗剤は小分けになっている粉洗剤がよい。飛行機のセキュリティに引っかかる事も無く、一回一回使いやすいので便利。洗濯用石けんも使いたい分だけ使用できる便利さはあるが、洗い終わった後に濡れて保管に困るので、石けん用のケースは合わせて用意したい。
チューブ状の旅行向き洗剤:トラベルウォッシュ(j's 旅道具)
洗濯が簡単に行える袋:洗タクぱっく(J's 旅道具)
物をカバンに詰め込むとき、知っておきたいワザがこちら。物の中に他の物を入れる。
【ポイント】
・靴とくつ下:靴の中にはもったいないスペースが。この部分にくつ下などを詰め込むとスペースの節約につながる。
・シャツなどの衣類:たたまないで、丸める。巻物の要領で巻込んでいく事で、コンパクトにまとめることができる。
・トイレットペーパー:芯を抜いて潰す。不要な部分が無くなってコンパクトに。
液体を大きめな容器で持っていっても使いきるとは限らない。そもそも、大きすぎる容器は機内に持ち込むことすらできない。そこで、100円ショップや無印良品などで空の小さな容器を用意しよう。
【ポイント】
・キャップの隙間から液体が漏れないようにする小技:①キャップを外した状態でガムテープやマスキングテープを貼る。②その上からキャップをしめる。
・上の技を施した上で、密封できる袋に入れておくのがベスト。透明の袋だと、それぞれの液体を確認するのに便利。
・シャンプーやリンス、あらゆる液体を同じような容器に入れると、中身が分からなくなってしまう。中身が分かるようなシールを貼っておこう。
ガイドブックは旅行先で大きな力を発揮する。しかし、その一方で、かさばる事も事実。この悩みを解消するのが、こちら。ガイドブックを印刷またはスキャン。できれば、両方合わせてやっておきたい。
【ポイント】
・印刷:必要なページのみを縮小コピーすると非常に便利。電池の充電に関係なくどこでもチェックできるのがメリット。
・データ化:①ガイドブックのページをスキャンする。②iPhoneなどのスマートフォンに保存。データ量が大量になっても、かさ張ることなく持ち歩けるのがメリット。
このアプリを使うと、iPhoneのカメラ機能で撮影した写真をそのままPDFとして保存することができる。ただの写真と違い細かい部分までズームしたりできるので、ガイドブックや地図をスキャンするのに便利。
PDF化した情報をiPhoneで読むアプリの決定版。インターネットでダウンロードしたPDFも自分で作成したPDFもこれさえあれば、どこでも読み放題。
一つの機能なのに、何個もアイテムを持っていくと、荷物が増えてしまう。例えば、そこまでカメラの質を追求していないならば、一眼レフを持っていく必要は無い。iPhoneやスマートフォンのカメラはなかなかの画質を誇っている。
【ポイント】
・iPhoneなどで足りるものは、全てそこに収めてしまう:①カメラ、②ビデオ、③地図、④ガイドブック
サンダルなどの、“どこでも低価格で買えるような、かさばるもの”は現地で調達する可能性を検討したい。持って歩く手間も省けるし、現地で買うことで自分へのお土産にすることもできる。
【ポイント】
・サンダル:現地のマーケットなどで安く買うとお得。
・現地調達が難しいものも把握しておきたい:①薬(海外の薬は強すぎることが多い)、②肌用のクリームなど(人それぞれ、合う合わないがあるもの)
最終的に、何が必要でないかは、人それぞれ。そこで、海外旅行から帰ってきたときには、何を使わなかったかメモしておくと便利。
【ポイント】
・メモすること:①持っていったけど、使わなかったもの、②持っていかなかったので困ったもの(※それが現地で調達できたかどうかまで、メモ。現地で調達できたなら日本から持っていく必要はない。)